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小論文.com小論文添削指導講座の自己アピール集中講義=志望理由書の書き方

小論文という科目が課せられる試験においては、通常の小論文に必要な事項に加えて「自己アピール」という点がとても重要になってきます。また小論文という科目がない試験だとしても、志望理由書は必須ですから、自己アピールはとても重要です。つまり、どのような種類の試験でも、志望理由書や自己推薦書、また面接において、この「自己アピール」が合否を分ける大きな壁になっているといえるでしょう。

にもかかわらず、なぜか意外とこの志望理由書や自己推薦書についてはいわば適当に書いて提出してしまっているという方がかなり多いようです。面接の対策はそれなりに学校の先生やご家族と一緒に練習をしているようですが、このページ内でも述べておりますように、この志望理由書・自己推薦書と面接試験の関係は表裏の関係です。面接試験というのは、いわば志望理由書・自己推薦書で書かれている内容を、実際にその受験生と会って確認をする場のようなものです。ということは、当然、志望理由書・自己推薦書の内容と面接で聞かれたときに答える内容は完全に一致させておかなければなりません。

すなわち、志望理由書・自己推薦書とそれの確認である面接試験については、表裏一体のものとして、しっかりとした文章・対策を練り、自分のすべて100%のものを完成させておかなければならないということです。この準備に関しては時間制限がないわけですから、たくさんの時間をかけてしっかりと吟味し、対策を講ずることができるわけです。適当に書いて提出するほどもったいないことはありません。

そこで小論文.comでは今回、この「志望理由書の書き方」というページを設置し、その対策についてみなさんと一緒に考えていきます。以下の志望理由書対策特別講義にて志望理由書・自己推薦書ならびに面接試験対策の基本的な要素を学んだ上で、実際に小論文添削指導講座(書類完成コース・面接準備コース)を受講し、志望理由書・面接対策のインプットとアウトプットの両方を勉強することで、志望理由書・自己推薦書の提出、また面接試験本番に向けて万全の準備・対策をしていきましょう。

志望理由書対策もくじ

1. はじめに

小論文.comオリジナルテキスト「小論文の極意」でも書かれているように、小論文においてもっとも大切なことは論理的な文章を書くということです。論理的な文章を書いていくということは、客観的な証拠に基づいて証明をしていくということです。

ただ、今回みなさんが受験する試験では、自己アピールという主観的な要素も必要となってきます。これは小論文だけでなく、小論文と深く関係する「志望理由書」「自己推薦書」、また「面接」においても同様に必要です。

では、どのように客観的な証拠に基づいた論理的な文章自己アピールという主観的な文章という相対する2要素を入れていけばよいのでしょうか。この点が本当の難しさといえるでしょう。この要素をしっかり分析し学習していかなければ志望校合格が遠のいてしまいます。

そこでここから、いかなる入試にも必要な、(1)志望理由書、(2)自己推薦書、(3)小論文、(4)面接で勝ち抜くために、客観的でかつ主観的な文章を論理的に書いていくという基礎的要素を学習していきます。特徴をしっかりと分析し、その対策を学習していきましょう。そしてここで学習した知識をもとに入試対策の小論文、志望理由書、自己推薦書を書く訓練をし、添削指導されたことを元にそれらを練り直し続け、限りなく完璧なものに近づけていくことで、確実に志望校に合格できるようにがんばっていきましょう。いかなる試験でも、これら(1)志望理由書、(2)自己推薦書、(3)小論文、(4)面接が合否を分けるといっても過言ではありません。全力でがんばっていきましょう。

2. 志望校が求める学生像
  = ①基礎学力 + ②人間性の重要性


これまで入試というのは、英語や数学、国語などの決まった科目で行われるのが主流でした。なんといっても客観的な数値として学力を判定できますし、何より客観的な数値で出てくるわけですから、大人数をかけて採点することもでき、試験主催者側の手間がかかりません。にもかかわらず近年ではなぜオープンキャンパスや説明会など手間をかけ、さらに小論文や面接といった採点のしにくい、煩雑で手間のかかる試験科目を課すようになっているのでしょうか。

それは、先ほど記述しましたように、子どもの数と学校の数の関係もありますが、客観的な学力検査だけで合否を判定していると勉強はできるが人間性に欠けるといった学生が多くなってしまい、学校側が求める自発的に勉強し、学問だけでなく社会に役に立つ人間がいなくなってしまったからだといえるでしょう。そこで、時間や手間をかけて小論文や面接の試験をすることで、何より「人間性」を判定していこうということになっています。もちろん英語や数学、国語といった基礎的な学力を有していることも前提として大切ですが、それだけでなくさらに「自分が何をやりたいのか、そのために何をしたいのか」といったような「人間性」を有していることがとても大切なのです。ではその①基礎学力②人間性の2要素を検査するのに最適なのは何でしょうか。それこそが小論文であり志望理由書であり自己推薦書であるわけです。小論文には、英語や数学、国語に必要な「論理力」が欠かせませんし、課題になる時事問題・社会問題などに対する考え方には「人間性」が必要となってきます。

このように近年の各種入学試験では、志望理由書、自己推薦書、小論文がとても重要なのです。

3. 具体的な対策

それでは上記2を踏まえた上で、具体的に入試対策としての【1】志望理由書、【2】自己推薦書、【3】小論文、【4】面接の対策法を考えていきましょう。


【1】 志望理由書

ここまでのことから、学校側が求める学生像は、基礎学力+人間性を兼ね備えた学生であるといえます。基礎学力というのは他の受験生と比べて大きく差が出るものではありませんから、人間性という部分がもっとも重要であるともいえるでしょう。そのように考えると、この志望理由書という書類がもっとも大切な合否を左右する書類であると言っても言い過ぎではないでしょう。またこの志望理由書は、次から考えていく【2】自己推薦書、【3】小論文、そして【4】面接とも連携して、話の筋にブレがないように作成していく必要があります。論理性が少しでも崩れてしまうとたちまち合格が遠ざかってしまいます。このように、この志望理由書は、自己推薦書、小論文、面接にも大いに影響してきますから、入試の根幹に関わる書類だということがいえます。じっくりと吟味して論理的な文章を作っていきましょう。

では具体的に志望理由書はどのように書いていけば良いのでしょうか。これには、「小論文の極意」で書かれているような通常の小論文の要素に何を加えておく必要があるのかということを考えておかなければなりません。それは書き手の人生の①過去②現在③将来3要素です。

基本的に小論文というのは、①仮説、②論理展開、③結論の3部で構成していきます。課題に対しての自分の意見を1つアピールしていきます。その1つの意見を①仮説の段落に端的に表現していきます。そしてその1つのことに対して、なぜそのように考えるのかについて対比や例示のようなテクニックを用いて論理的に説明をしていくわけです。それが②論理展開の段落ですね。そしてこれらの論理をまとめるのが③結論の段落です。

志望理由書もこれと同じように①仮説、②論理展開、③結論の3部で構成していきます。その流れも通常の小論文とまったく同じです。ただし、志望理由書は書く流れがほぼ1つに決まっているといえます。それが①過去②現在③将来3要素です。

志望理由書というのは基本的に、志望する学校に入っていったい何をしていきたいのかという③将来の要素を書くのが基本であり、それが目的です。ですから、①仮説の段落、及び最終的な③結論の段落には、この「将来=この学校で何をしたいのか」ということについて書いていく必要があります。そして②論理展開の段落に、なぜあえてこの学校を選択したのかという根拠を論理的に説明をしていくわけですね。では「なぜその学校を選択することになるのか」という根拠はどこにあると思いますか。それはもちろん、その人のこれまでの人生、つまりその人の①過去にあるでしょう。例えば、過去に大きなケガをして入院をした際に命の大切さを学んだことで医師を目指すことにしたり、過去に見たテレビ番組で海外の貧困な国々の人々を見てボランティアをするためにまずは英語を学ぼうとしたり、というようなことですね。何らかの要因が過去から現在に向けてあり、だからこそその目標のためにその志望校を目指しているということです。そして、②現在の自分がいかにその学校に適しているのか、またどれだけその夢を今も思い続けているのかという現在の自己分析が必要です。

つまり、志望理由書は下図のような構成にしていくべきだといえます。

① 仮説の段落 
【将来】←志望校に入って何をしたいのか

② 論理展開の段落
 (1)【過去】エピソード・経験・出会い
 (2)【現在】自分の能力、長所・短所
 (3)【将来】(1)(2)から帰結

③ 結論の段落 
【将来】←②論理展開の段落を踏まえて、だからこそ志望校で何をしたいのか

このように志望理由書では基本的に①過去、②現在があって③将来があるというように時系列に並ぶものです。ただ、実際にみなさんはそのような時系列にすぐに並べられるでしょうか。実際にはなかなか難しいことでしょう。なぜなら、先ほどの例のような明らかな経験があるわけでもなく、なぜかわからないし漠然としているけれど将来こうなりたいとか、はたまた将来どうなりたいとかもまだわからないけれど、でもなんとなくこの学校には行きたいんだ、といったような人も少なくないはずです。確かに図のようにビビビと来るような経験があって、だからこその現在・将来だという論理がクリアにあれば良いのですが、実際にはなかなかそうもいかないものでしょう。むしろそのような受験生の方が多いかもしれません。

そこで必要な作業が「落とし込み」です。本来は①過去②現在③将来という順番で論理があるはずなのですが、今明らかなのは③将来どうしたいのかということだけだとすると、頭の中の思考順序として、③将来→①過去②現在、と「逆算=落とし込み」をしていくわけです。ある意味、無理やり根拠を作っていくということですね。将来の漠然とした目標に対して根拠付けをしていくわけですね。そのためにも、その漠然とした将来の目標をしっかりと分析をし、その目標に対する現在あるべき姿、過去のあるべき姿を逆算していきましょう。

人それぞれにそれぞれの人生がありますから、この「落とし込み」はやはり1人1人で大きく違います。これは小論文添削講座の中で担当講師からヒアリングを求められますので、その中で自分自身を深く分析し、論理的な説得力のある志望理由書を一緒に作りあげていきましょう。学校側が求める学生像と自分の将来に対する考え方についてしっかりと分析・吟味し照合していくことで、世界で1つの立派な志望理由書を作成しましょう。この落とし込み作業は、今回の受験だけでなくこれからの人生を歩んでいく上で、きっと大きな財産になるはずです。


【2】 自己推薦書

学校によってはこの自己推薦書の提出が必要な場合と不要な場合があります。志望理由書とどうしても内容が似てきますから、自己推薦書を志望理由書に含めるということで提出を不要とする学校もあるようです。

ここでは自己推薦書の提出が必要な場合について考えます。先ほども述べましたように、自己推薦書というのはどうしても志望理由書と内容が似てきてしまいます。しかし、もし同じような内容のものを書くのであれば、志望理由書と自己推薦書の2つを別のものとして提出するように要求する学校側の期待に応えていないことになってしまいます。学校側が別の意味がある書類だと認識している以上、同内容のものを書いてはいけません。

では、志望理由書と自己推薦書をどのように区別するのかということが大切になってきます。上記【1】の「志望理由書」では、①過去②現在③将来の論理が大切だと説明いたしました。ただ、「志望理由書」つまりなぜこの学校を志望するのかを書く書類なわけですから、③将来に何をしたいのかというのがメインテーマとなります。その学校に入ってどのような勉強がしたいのか、またさらに卒業後どのような人間になりたいのかということについて論じていくわけです。それに対して「自己推薦書」は今の自分を自分自身で推薦する書類なわけですから、②現在の自分の姿とその現在に至るまでの①過去の自分についてというのがメインテーマとなります。将来の自分はまだ未定事項ですから、この書類には書くことはできません。現在までの自分についてしっかりと客観的に自己分析をし、アピールをしていくということです。

  このようにして志望理由書と自己推薦書の住み分けをすることで、志望理由書と自己推薦書を別の書類として作成していきましょう。こちらも小論文添削講座の中で世界で1つの自己推薦書を作成していきましょう。


【3】 小論文

小論文については、基本的には「小論文の極意」に書かれているような通常通りの作業を進めていきましょう。自己アピールをしていくためにも「①基礎学力+②人間性」のアピールも必要です。出題される課題によっては通常の小論文に必要な「論理=①基礎学力」に加えて、「自己アピール=②人間性」についてもしっかりと表現しておく必要があります。例えば「国際化について論ぜよ」という課題だったとき、例えば自分自身が将来看護師になりたいということであれば、それは「看護医療業界の国際化について」(例:外国人看護師の是非について)を論じていきましょう。そのように話題自体を自分の得意なフィールドに持って行くことで、①基礎学力に加えて②自己アピールもきっちりとできるわけです。


【4】 面接

面接は受験生の基礎学力+人間性の最終確認として実施されるものです。ということは「志望理由書」に書いたすべての事項、つまり「①過去②現在③将来の自分像=自分の人間性」を最終確認するということです。すなわち、面接対策として最も大切なことは志望理由書をしっかりと作り上げ、それを自分の中でしっかりと再確認をするということです。

上記【1】志望理由書、【2】自己推薦書、【3】小論文は、究極で考えると別の人に書いてもらってそれを提出することもできます。しかしその最終確認である【4】面接は他の誰にもできません。受験生本人にしかできないわけです。

だからこそ、小論文.comでは、【1】志望理由書、【2】自己推薦書、【3】小論文を私どもの専任講師が作成するというようなことは絶対に致しません。小論文.comの最終目的は、立派な小論文を完成させるということに留まらず、受講生が志望校に合格するということです。そのためには、受験生本人でしかできない【4】面接での成功も不可欠です。【1】志望理由書、【2】自己推薦書、【3】小論文を受講生自らで自分の人生について一生懸命に思考し吟味し、十分に試行錯誤していただいた上で、私どものお手伝いを参考にしていただきながら“自らの力で”作成していただきたいのです。面接ではその試行錯誤が大きな力となってくれるはずです。
この【4】面接というのは、試験官と面と向かっての試験ですから、小手先の対策は通用しません。志望理由書を時間をかけて“自らの力で”作成することで、自分の人生に1つの筋を通し、自分の中で納得した上で面接試験に臨むべきでしょう。すなわち、面接対策として最も大切なことは志望理由書をしっかりと作成することだといえます。

ただ、面接というのは人と人との対話ですからどうしても緊張してしまい、いつもの自分らしさが出ないのではないかと心配される方も多いでしょう。しかし、他の受験生はもっともっと緊張しているはずです。というのも、他の受講生はみなさんのように、こうやってしっかりと志望理由書・自己推薦書および面接の対策をやっていないものです。みなさんはただただ、小論文添削講座で一緒に作り上げた志望理由書や自己推薦書などをしっかりと確認し、面接でどのようなことをアピールするのかを一緒に完成させる「模範面接問答集」で再確認しておけば良いのです。やるべきことは明白ですから、例え緊張したとしても話すべき内容をしっかり伝えることさえできれば何ら問題はありません。緊張して顔から汗をかいている方がむしろ、試験官からは「まじめそうな良さそうな人だ」と好印象を与えられるかもしれません。

また、まれにその緊張をさらに増幅させるような突拍子もない質問が来たりもします。例えば「うちの学校があなたを合格させるメリットは何ですか」というような質問が来るかもしれません。一瞬、頭が真っ白になってしまうかもしれませんが、あまり深く考えないようにしてください。面接というのは、その人の「人間性」を見ているわけであって、実際にどのようなメリット・デメリットがあるのかを分析したいわけではありません。表面上、質問の仕方が多少変わっていたとしても、聞かれているのは「人間性」ですから、自己アピールをどんどんしていけばいいんだ、と考えておきましょう。ミクロ的な解答ではなく、マクロ的な大きな視点での解答をしていくようにしていきましょう。

これまでのように、あくまでも面接は「人間性」を見ているわけですから、答えることを前日に暗記していったり、参考書のままの答えを用意したり、といったような小手先の対策は逆効果になります。自分の良いところをアピールするんだという素直な気持ちで大きな視点での再確認をしておきましょう。


 自己アピール=志望理由書の書き方についての基本的な要素はしっかりマスターできたでしょうか。ここまででインプットした内容を踏まえて、実際にアウトプットとして小論文添削講座(書類完成コース・面接準備コース)で指導を受け、入試対策を万全のものとしていきましょう。

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志望理由書・自己推薦書対策|受講生の声

私立女子大学合格
N・Fさん (女性)

受講したコース
基礎完成コース
5課題教材持込コース
書類完成・面接準備コース(特急)

私は、総合型・学校推薦型選抜での大学受験でした。科目は小論文と面接でした。

総合型・学校推薦型選抜関係でインターネットで検索していたところ小論文.comを見つけました。まずは小論文の極意を読んで、それから総合型・学校推薦型選抜対策専用ページの総合型・学校推薦型選抜対策を読みました。納得のできる理論で説明が書かれていたので、これは信用できるなと思い、申し込みました。まずは基礎完成コースを受講し、教材持込コースと書類完成コース・面接準備コースは並行して受講しました。

 

書類完成コースでは何度も質問、提出を繰り返して、練って練って練ったものを作り上げました。総合型・学校推薦型選抜では志望理由書はとても大切だと何度も言われていたので私も一生懸命がんばりました。

 

おかげで入試には見事合格しました。 色々助けてもらったので、何が効果があったのかはわからないくらいですが、私の個人的な感想としては、先生とのメールのやり取りの中で大きく勇気付けられたのが一番だったと思います。もちろん添削自体もよかったのですが、それ以外のケアに助けられた気がします。本当にありがとうございました。

志望理由書・自己推薦書|添削員のコメント

N・Fさんは、はじめの頃に比べると見違えるように良い答案が書けるようになりましたね。私が指摘した点は、次の添削の時にはきっちり修正できていることがほとんどでした。総合型・学校推薦型選抜ということで、志望理由書や面接に力を入れたわけですが、何度も何度もしっかりと修正して、とても良いものを作りあげていきました。よくがんばりましたね。おめでとう!

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